血腫 血栓 違い

血栓と血腫の違いとは?

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血液が通常に流れなくなることで起こる、血栓と血腫。
これらにはどのような違いがあるのでしょうか。
血栓とは、心臓の血管や動脈・静脈内にある血液や血小板が固まって、血管をつまらせた状態のことをいいます。
エコノミークラス症候群も血栓の病気です。
健康な状態であれば、血管の中を流れている血液は固まることはありません。
血管の内膜にはプラーク(おかゆのようなドロドロとした脂肪の塊)がへばりついています。
通常の状態と違いプラークに何らかの圧力がかかると、破れて剥がれ落ちてしまいます。
ここに、血中の血小板や血液を固めるフィブリンがくっつくことで血栓ができます。
これが血管をふさいでしまうか、血流にのって細い血管につまってしまうと、心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化などを引き起こしてしまうのです。
血栓の治療は、血管のふさがっている部分を解除する目的で行われますが、部位によって治療方法が違います。
血栓を溶かす薬を静脈に注射する方法や、血管カテーテル治療などを行います。
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血腫とは、血管の一部が破れて出血した血液がたまって、その部分が水ぶくれのように腫れて膨らんだ状態のことをいいます。
何かにぶつかって内出血をするとできる「あざ」も血腫です。
血腫は、破れた血管から流れ出た血液が、皮膚の中で塊の状態になるため、貧血や呼吸困難などの症状になり、くも膜下出血や脳出血など極めて危険な病気を引き起こすのです。
血腫には、急性のものと慢性のものがあります。
急性の場合は、怪我が原因で急速に大きくなり、意識障害などの症状を起こして緊急手術を行う必要があります。
一方、慢性の場合は「そういえばあのとき頭をぶつけたかもしれない」など原因もはっきりしないまま、歩行障害や認知症に似たような症状が出てきます。
どちらも血腫には変わりないのですが、血のたまり方が急速なのかゆっくりなのかで、治療方法がまったく違います。
これらのことから、発生部位の違いでは、血栓は血管内に血液の塊ができ、血腫は血管の外に血液の塊ができます。
状態の違いでは、血栓は血が固まっている状態で、血腫は血がたまって腫れている状態です。
血腫、血栓の違いはありますが、どちらも様々な病気を引き起こす原因になるのです。
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