血腫 血栓 違い

『血腫』と『血栓』の違いは?

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「血腫」と「血栓」、どちらも「硬膜下血腫」や「脳血栓」等、不安な病気を連想される方が多いのではないでしょうか。
この二つの言葉を一言で表すとすると、どちらも「血液の塊」になってしまいますが、何がどう違いがあるのでしようか?
その両者の違いをご説明します。
◆「血腫」とは?
身体の中の一部に、出血によって血液が貯溜し腫れた状態の事です。
多くが、自然に吸収され消退していきますが、血腫が出来てしまった部位によっては、緊急手術の適応になる時があります。
また、時間が経っても消退していく様子がなかったり、痛みがひどい時には、切開して血腫を取り除く処置が必要な事もあります。
血液が固まるのを予防する為の薬を、血液凝固阻止剤、抗凝固剤と言いますが、その薬を服用している方は、止血しにくい時がありますので、血腫が思いの外、大きくなってしまう場合もあります。
出血しやすい病気も同様です。
どちらの方も注意してください。
血腫が出来る原因は、多くが打撲、骨折等の強い外力です。
特に、頭、胸、お腹を強く打った際は、手術が必要になる事がありますので、必ず受診してください。
特に危険な血腫には、脳内血腫、硬膜下血腫、硬膜外血腫や心嚢血腫(心タンポナーデという状態を起こします)があげられます。

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◆「血栓」とは?
血管の壁の傷を覆う為に出来たかさぶたや、心房細動、心房粗動という不整脈で心臓の血流が淀んでしまい出来る血液の塊の事です。
また、長時間同じ姿勢をしなければならない時、下肢の静脈を圧迫して出来てしまう血栓もあります。
エコノミー症候群の事です。
かさぶたがそのままの場所で大きくなり、血管を詰まらせたり、剥がれたかさぶたや不整脈で出来た血栓が血流に乗り、他の臓器の血管を詰まらせたりします。
脳梗塞、心筋梗塞、肺梗塞、腎梗塞等を起こします。
血栓をつくる主な原因は、動脈硬化や脂質異常症、糖尿病等のメタボリックシンドロームです。
薬剤投与の治療や生活習慣の改善が必要になってきます。
心房細動、心房粗動の原因は別ですが、説明の内容が複雑になってきます。
この不整脈が血栓をつくりやすいという事を覚えていてください。
喫煙やストレスも血液の流れを停滞させます。
血栓は、身体のどこかに潜み、ある日突然大病や突然死を引き起こす、本当に怖い状態です。
日頃から、生活習慣を省みる事を心がけてください。
「血腫」と「血栓」の状態は説明の通り全然違います。
この違いについてはご自身や、子供さん、介護中のご両親等のハプニング等の際に必ず、役立ちますので、覚えていられると良いでしょう。
大きな違いは、「血腫」が血管の外に出血が溜まってしまう事と、対して「血栓」は血管、あるいは心臓の中に血液の塊かできることです。

今回は、網羅的に述べましたので、別の機会があれば、もう少しそれぞれの状態を詳しく述べ、より深く違いをご理解頂けるようにしたいと考えております。
前述のように、どちらも、命に関わるような事態になる危険があります。
看過なさらないようにしてくださいね。

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