紫斑病 手のひら

手のひらに内出血、紫斑病でしょうか?

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圧迫や打撲等の覚えが無いのに、よく手のひらに青あざができるという事があります。
紫斑とは、毛細血管が何らかの原因で脆くなり、手のひらを含む四肢や体幹の皮下や粘膜下に内出血した状態で紫斑病の主症状です。
紫斑は、手のひら以外にも認められますが、目に付きやすい為に紫斑病を知るきっかけになる事が多いです。
手のひらの内出血に気付いたら、紫斑病の可能性がありますので、早目に受診してください。
紫斑病の原因は全容の解明には至っていませんが、血小板の値から2つに分類されます。
◆血小板非減少性紫斑病
血管の異常が関与しており、血小板の値は正常です。
@「アレルギー性紫斑病」
A「単純性紫斑病」
B「老人性紫斑病」
以上の3つがあります。
◆血小板減少生紫斑病
血小板の減少によるもので次にあげる2つがあります。
C「特発性血小板減少性紫斑病」
D「血栓性血小板減少性紫斑病」
◆@?Dの紫斑病について

@アレルギー性紫斑病
血管性紫斑病、ヘノッホ・ジェーンライン紫斑病とも言います。
2?10歳の小児に多く、男女差は男子が女子の約2倍です。
大人が罹患する事もあります。
全身性小血管炎で、三大徴候に紫斑、腹部症状、関節症状があげられます。
手のひらや足のような四肢末梢や関節の皮膚に、少し盛り上がった紫斑が多く見られます。
局所的なむくみ(クインケの浮腫)をともない、腸管の壁が浮腫むと、紫斑の出現前に腹痛が起こります。
腎臓病(紫斑病性腎炎)を併発する事もあります。

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A単純性紫斑病
臀部、下腿に無数の点状出血斑が出現します。
色素沈着し痕が残るケースもあります。
好発年齢は20歳代で、再発が多く疲労や月経時に悪化する傾向にありますが、ほとんどが数週間で消退します。
特定の物質に対するアレルギー反応が原因の場合もあり、アレルギー性紫斑病との判別が困難です。
高齢者やステロイド使用者に見られる事もありますが、毛細血管の脆弱さが関与していると考えられます。
出血斑出現時が血管や血小板の異常など重病の前兆の事もあります。
B老人性紫斑病
好発部位は、上肢や手の甲、顔面で、原因は老化により血管が脆くなっていることにあります。
軽い衝撃でも皮下出血を起こし、血管損傷部分がふさがるまで時間を要し、大きな紫斑になることもあり、消退まで1ヶ月近くかかります。
C特発性血小板減少性紫斑病
血小板数が減少する病気で難病に指定されています。
急性型と慢性型に分類されます。
急性型は予防接種やウィルス感染が原因とされ、通常、発病後半年以内に血小板数が正常化します。
小児の8割が急性型です。
慢性型は20?40歳代、女性に2?4倍多く見られます。

原因は殆ど不明ですが、的確な治療によれば、日常生活の制限は無くQOLの低下もありません。
ただし、長期に渡る治療や経過観察が重要です。
血小板は止血に関与する為、減少すると紫斑以外に、歯肉、鼻出血、月経過多、血便血尿、脳出血等を合併します。
D血栓性血小板減少性紫斑病
血栓により、全身の細い動脈が詰まり、血小板減少、溶血性貧血、腎機能障害、発熱、動揺性精神神経症状を呈します。
先天性と後天性があり、先天性は遺伝子異常、後天性は原因は不明か二次的要因で起こります。
◆電撃性紫斑病
その他の紫斑病に、電撃性紫斑病があります。
先天性プロテインC/プロテインS/アンチトロンビン欠乏症があり、血栓症を起こします。
新生児は播種性血管内凝固症候群(DIC)を起こし重症となるケースがあります。
以上のように紫斑病には様々な種類があります。
手のひらの紫斑に気付いたら、なるべく早く受診してください。
早期に診断が確定すれば、それだけ早く治療が開始できます。

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