子ども たんこぶ 内出血

子どものたんこぶと怖い脳内の内出血とその他の受傷

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子どもは転んだり、ぶつけたりとたんこぶは心配事の1つですね。
たんこぶができる程、強く打撲すれば、頭蓋骨の中の内出血や他の損傷の有無も気掛かりでしょう。
脳と頭蓋骨の間には、脳と脊髄を覆う「髄膜」と言う3つの膜があります。
内側から、「軟膜」「くも膜」「硬膜」と言い、この膜の間や脳実質に、たんこぶができた時の受傷で、外傷性の内出血を起こす可能性があります。
◆硬膜外血腫
硬膜と頭蓋骨の間にできた血腫です。
血腫が脳を圧迫する為に、頭痛や嘔吐等が出現します。
◆硬膜下血腫
脳の表面の出血が、硬膜との間に血腫をつくってしまう外傷です。
血腫の大きさにより、急性または慢性的に脳を圧迫する症状が発症します。
慢性の場合、数ヶ月後に発症する事もありますので、子どもさんの観察は、半年間程、保護者が行ってあげてください。
◆外傷性くも膜下出血
軟膜とくも膜の間の内出血で、強い頭痛や嘔吐、意識障害が受傷直後の症状です。
◆脳出血
脳挫傷にともなう内出血で、場所や内出血の大きさにより、片麻痺や脳浮腫等の症状が発現します。
以上がたんこぶを負った際に起こる頭蓋骨内の内出血です。

いずれも生命の危険もあり得る状態ですが、子どもさんは、自分の症状を適切に表現出来ない事があります。
以下に述べるような症状が、子どもさんに観られたら、直ぐに受診してしてください。

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*強い頭痛
*2回以上の嘔吐
*ぐったりしている
*意識障害
*片麻痺
*痙攣
◆その他
@セカンド・インパクト症候群
たんこぶができた打撲時に、子どもさんが脳震盪を起こした場合は、学校の体育の授業や、習っているスポーツ等は、2週間程休む事をお勧めします。
もし、再度脳震盪を起こすような事があれば、急激な脳浮腫を起こし、危険な状態になる場合もあります。
「セカンド・インパクト症候群」と呼ばれており、特に、1回目の脳震盪後に頭痛やめまいのような症状が続いている間は、再度、頭を打撲しないよう注意してください。
A頭蓋底骨折
頭蓋底は側面から前面の眼窩や鼻、耳等、孔(あな)が多く、でこぼこしている部分になります。
その為、耳や鼻から血液混じりの髄液が出てきます(髄液漏)
髄膜炎を併発する危険があります。
もう1点、頭蓋底の孔からは聴覚や嗅覚、顔面神経等の脳神経が通っています。

孔に骨折があると神経を傷つけてしまい脳神経麻痺を起こす危険があります。
髄液漏がある時は直ぐに受診してください。
◆終わりに
子どものたんこぶができてしまった時に、頭蓋骨内で起こる可能性がある危険な状態を、内出血を中心にご説明しました。
判断に迷われる点があれば、受診をお勧めします。
受診は大袈裟な事ではなく、慎重な選択です。

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